派遣社員の退職を防ぐ20の対策


「派遣社員の退職を防ぐ対策」のイメージ画像


「派遣社員がすぐに辞めてしまう」
「どうフォローしても退職を防止できない」
派遣社員が職場に定着せず、このようにお悩みの方は多いでしょう。
 
派遣社員が退職することにより困るのは、派遣先の職場だけではありません。派遣元(=派遣会社)にとっても、派遣社員の退職は何とか防止したいもの。退職が相次ぐと、派遣先からの評価が下がる要因となってしまいます。
 
そこで本記事では、派遣社員の退職を防ぐ20の対策を紹介します。すぐに実践できる対策も多数紹介しますので、派遣社員のフォローにお役立てください。



▼エン派遣の料金表・特徴をまとめたパンフレットは以下からダウンロードいただけます。

★エン派遣料金表・パンフレットのバナー(白)




目次[非表示]

  1. 1.派遣社員の主な退職原因
    1. 1.1.「辞めたい」と言われた時点で大半は手遅れ
    2. 1.2.派遣社員の退職原因となるギャップポイント
  2. 2.派遣社員の退職を防ぐ20の対策
    1. 2.1.説明と実態の乖離をなくす
    2. 2.2.職場の人間関係や空気感を事前に伝える
    3. 2.3.受け入れ時の職場の雰囲気を良くする
    4. 2.4.社員と差別しない
    5. 2.5.相談相手・相談窓口を決める
    6. 2.6.派遣先との定期面談を実施する
    7. 2.7.派遣会社との定期面談を実施する
    8. 2.8.コミュニケーションツールの活用方法を見直す
    9. 2.9.契約上の業務範囲を職場に周知する
    10. 2.10.評価の納得度を高める
    11. 2.11.スキルアップできる環境を整える
    12. 2.12.キャリアパスを提示する
    13. 2.13.定期的にストレスチェックを行なう
    14. 2.14.報酬を上げる
    15. 2.15.福利厚生を充実させる
    16. 2.16.業務の範囲と量を検討する
    17. 2.17.指揮命令系統を決める
    18. 2.18.マニュアルを用意する
    19. 2.19.有給休暇を取りやすくする
    20. 2.20.残業時間を少なくする
  3. 3.派遣募集にお悩みなら「エン派遣」の利用がおすすめ


派遣社員の主な退職原因

まずは、派遣社員の主な退職原因について解説します。


「辞めたい」と言われた時点で大半は手遅れ

退職を防ぐ具体策を紹介する前に、ぜひ心に留めておいていただきたいことがあります。それは、派遣社員から「辞めたい」と言われた時点で、手遅れであるケースが大半ということです。
 
一般的に、退職意向の引き留め交渉を「退職慰留」といいます。企業向けに行なったアンケート調査によると、退職慰留の成功率は「10人に1人」が最多でした。


派遣社員の退職遺留成功率


半数近くの企業が、「ほとんど退職を引き留められない」と回答しています。社員が退職意向を伝えるときは、すでに意志が固まっている場合がほとんどなので、覆すことは容易ではないのです。
 
つまり、派遣社員の退職を防止するためには、退職の意向が固まる前に、対策を講じる必要があるといえます。そのため本記事では、派遣社員の退職を「事前に防ぐ対策」を紹介します。


派遣社員の退職原因となるギャップポイント

以下のグラフは、派遣専門の求人サイト「エン派遣」のユーザーに行なったアンケート調査の結果です。
 
「これまでにギャップが原因で仕事を辞めたことがある派遣経験者」に対して、退職の原因になった1番のギャップポイントを伺ったところ、以下のような結果となりました。


派遣社員の退職原因になったギャップポイント


1位「職場の雰囲気」、2位「仕事の内容」となっており、3位以降の項目と大きな差をつけています。本記事ではこのアンケート結果を参考に、「派遣社員の退職を防ぐ20の対策」を紹介します。


派遣社員の退職を防ぐ20の対策

ここからは前述した調査結果をもとに、派遣社員の退職を防ぐ20の対策を紹介します。


説明と実態の乖離をなくす

まず、前提として派遣社員から「印象と違った」「騙された」といった印象を持たれないように、派遣元・派遣先からの説明と実態の乖離をなくすことが大切です。派遣先にしっかりと実情をヒアリングして、派遣社員に対して丁寧な説明をするよう心がけましょう。
 
派遣社員に派遣先の説明をするときのポイントは、なるべく具体的な情報を伝えることです。たとえば派遣先の雰囲気を説明する場合、以下のように具体的な情報を伝えることによって、イメージと実態との乖離をなくせます。

▼派遣先の雰囲気を説明するときに伝える内容の例

  • 管理者はどんな人なのか
  • 休憩スペースはあるのか
  • オフィスは静かなのか、賑やかなのか
  • ほかの社員は勤務中、話しているのか
  • オフィスの座席配置はどうなっているのか
  • 仕事についてのちょっとした質問や雑談などの会話はしやすいか など


上記のように具体的な説明を行ない、実態との乖離が生じないよう配慮することにより、就業後にギャップを感じて退職するケースを減らせるでしょう。


職場の人間関係や空気感を事前に伝える

前項で紹介したアンケート調査において、派遣社員の退職原因となるギャップポイントの第1位は「職場の雰囲気」でした。そのため、職場の人間関係や空気感を派遣先に詳しくヒアリングし、派遣社員に説明しておくことが重要といえます。
 
派遣社員に職場の人間関係や空気感を伝えるときは、以下のような情報を説明するとよいでしょう。

▼職場の人間関係や空気感を伝えるときの例

  • 職場の人数
  • 職場の年齢層
  • 職場の男女比
  • 管理者の人柄
  • ほかの派遣社員の有無 など


派遣先の正社員に関する情報だけでなく、「ほかの派遣社員の有無」も重要なポイントとなります。派遣社員にとっては、自分と同じような立場のスタッフが職場にいるかどうかが、安心感に影響するからです。
 
職場に自分と同じような立場の人がいれば、何か困ったとき気軽に質問しやすいでしょう。悩みや不安も話しやすくなるため、退職防止につながります。


受け入れ時の職場の雰囲気を良くする

職場の雰囲気に課題がある場合は、派遣社員が働きやすい環境になるよう改善することも重要です。たとえば以下のように派遣先へ働きかけ、職場環境の改善に取り組むと、退職を防ぎやすくなります。

▼職場の雰囲気を良くするため派遣先に働きかける例

  • 就業初日に同行し、派遣社員の挨拶をフォローする
  • 管理者との定期面談を組んでもらい、派遣社員が悩みや不安を話せるようお願いする
  • 派遣社員の手が空いていそうなときや、作業の手が止まっているときなどに、管理者や周囲の社員から声掛けしてもらえるよう依頼する


こうした対策を講じることにより、派遣社員が「働きやすい雰囲気の職場だ」と感じられ、安心して働けるようになるでしょう。


社員と差別しない

派遣社員は、派遣先で肩身の狭い思いをすることも少なくありません。「職場で浮いている気がする」「なかなか周囲に溶け込めない」と職場の雰囲気に戸惑い、退職を考えるケースが多いのです。
 
派遣社員が疎外感や孤独感を覚えないようにするため、正社員と分け隔てなく接してもらえるよう、派遣先へ働きかけることが大切です。派遣先に以下のような配慮をお願いし、派遣社員が安心して働ける環境を整えてもらいましょう。

▼派遣先に配慮してもらうとよい例

  • 「派遣さん」とは呼ばず、きちんと名前で呼んでもらう
  • 正社員と同じ福利厚生施設を利用できるようにしてもらう
  • 「派遣だから○○」「派遣なのに○○」といった発言を避けるように配慮してもらう


相談相手・相談窓口を決める

派遣社員は、派遣先で以下のような悩みを抱えるケースが多くあります。

  • 就業前の説明よりも責任の重い仕事を任され、管理もしてもらえない
  • 手の空く時間が多いのに「何か手伝えることありますか」と聞いても「ない」と言われる
  • 業務上でわからないことや困ったことがあったとき、管理者や周囲に聞こうとしても、忙しそうで話しかけづらい

 
上記のような悩みを抱え、退職に至るケースは少なくありません。こうした悩みを解消するには、気軽に相談できる「相談相手・相談窓口」を設けることが有効です。
 
困ったときに誰を頼ればよいか明確になっていれば、派遣社員も安心できます。「相談相手・相談窓口の設置」は忙しくても極力、派遣社員のため優先して時間を割くようにしましょう。


派遣先との定期面談を実施する

派遣先との定期面談を実施することも、退職防止につながります。業務中は話しづらいことでも、「面談」として改めて時間をとってもらえれば、しっかり相談できるという派遣社員が多いためです。
 
派遣先の管理者に、定期面談を実施してもらえるよう交渉しましょう。なお定期面談の際、以下のような質問をしないよう配慮してもらうことも大切です。

▼派遣先と派遣社員の定期面談で聞いてはいけないこと

NG質問の例

聞いてはいけない理由

「次の契約にあたって、不安なことはありますか?」
「契約が終わったら、この先どうするの?」

契約継続/終了は、派遣会社と派遣社員で決定するものであるため、派遣先から契約の話をするのは避けてもらいましょう。

「今度PowerPointの研修を受けてもらいたいんだけど、どうかな?」

派遣社員には明確な業務指示が必要です。研修の話をするときは「必須/任意」「業務時間内/時間外」「受講を勧める理由」がわかるように説明しなくてはなりません。


派遣会社との定期面談を実施する

派遣先に相談できない内容を気軽に話せる場を用意することも、退職防止につながります。以下のグラフは、エン派遣ユーザーに行なったアンケート調査の結果です。
 
「就業中、派遣会社のフォローはどの程度重視しますか?」と伺ったところ、「非常に重視する」「重視する」と回答した人は、合計で約8割にも上りました。


派遣社員が就業中にどの程度フォローを重視するか


また、希望するフォロー頻度についてのアンケートでは、「月に1回」という回答がもっとも多く、次いで「月に2~3回」「週に1回程度」という回答が続いています。


多くの派遣社員が希望するフォロー頻度


適切なタイミングでフォローすることにより、就業への不安を解消できるでしょう。派遣会社のフォロー体制がしっかりと整っていれば、派遣社員が高いパフォーマンスを発揮しやすくなります。


コミュニケーションツールの活用方法を見直す

職場の雰囲気を良くするため、コミュニケーションツールを活用するのもおすすめです。コミュニケーションの有無は、職場の雰囲気の良し悪しにもつながります。
 
一般的に、オンラインチャットを導入する派遣先が多いと思いますが、活用方法を今一度、しっかり確認してみましょう。たとえば、以下のような活用をするのがおすすめです。

▼コミュニケーションツールの活用例

●チャットに記録を残す

⇒口頭で指示を出すと、いわゆる「言った言わない問題」に発展しがちです。チャットに業務指示の記録を残すことで、スムーズに仕事を進めてもらえます。


●チャットと電話を使い分ける

⇒「チャットで業務指示を明確に出して記録し、電話でわかりやすく説明する」など、ツールを特徴に合わせて使い分けることで、派遣社員が活躍しやすくなります。


契約上の業務範囲を職場に周知する

「新たな業務を頼まれたけど、引き受けるか断るか迷う」といった悩みは、派遣社員にとってストレスになりかねません。契約上の業務範囲で仕事を依頼してもらえるよう、派遣先の職場に周知することも大切です。
 
そもそも派遣社員には、契約内容以外の仕事を任せることができません。たとえば「簡単なデータ入力と聞いていたのに、実際は難易度の高い請求書の処理だった」など、事前説明と実際の仕事内容が異なる場合、悪いギャップとなってしまいます。派遣先と事前に業務範囲を整理し、実際の仕事内容を契約に入れ込んでおきましょう。


評価の納得度を高める

派遣社員が「派遣会社や派遣先企業からの評価が高すぎる/低すぎる」と感じ、職場で居心地の悪さを覚えるケースがあります。「自分への評価が適切でない」という違和感により、退職につながる可能性があるため、評価の納得度を高めるようにしましょう。

▼派遣会社からの評価の納得度を高める対策例

派遣会社の担当者が、派遣先に連絡や訪問を行ない、派遣社員の仕事ぶりをしっかりヒアリングする。ヒアリングした内容を派遣社員との面談で話す。
 
⇒評価の根拠となる話をすることにより、派遣社員が「実際の仕事で評価されている」と感じられるため、納得しやすくなる。


▼派遣先からの評価の納得度を高める対策例

派遣社員に対する評価基準を設けていない派遣先が多いため、「派遣社員用の評価基準を明確に定める」「派遣社員用の評価シートを配布する」などの対策を講じる。
 
⇒派遣会社が評価シートなどを用意すれば、派遣先の負担を増やすことなく、納得度の高い評価制度を構築できる。


スキルアップできる環境を整える

エン派遣のユーザーへ行なったアンケート調査によると、「資格取得やスキルアップに興味のある人」は92%と非常に高い割合になっています。業務範囲が契約で決められている派遣社員が、スキルアップを実感できる方法は以下の2つです。

▼派遣社員がスキルアップを実感できる方法
●現在の業務と次の業務が、スキルアップにつながる旨をきちんと説明する。
⇒資格取得など目に見える形でなくとも、スキルが身についているとわかることで、派遣社員の安心感につながる。  

●派遣会社のほうでスキルアップ支援制度を整え、派遣社員に活用してもらう。
⇒社内研修やセミナーの用意、外部での取り組みのサポートなど、派遣会社のほうで実施しやすい支援制度を設ける。活用してもらうことにより派遣社員の安心感につながる。


キャリアパスを提示する

派遣社員として働く人の多くが、「どのような仕事に携わるかが自分のキャリアに影響する」と考えています。
 
下記のような取り組みを行ない、派遣会社がキャリアパスを考える一助となることで、「派遣社員が将来の不安を感じて退職に至る」という事態を防げるでしょう。

▼キャリアパスを提示する取り組みの例

  • 定期面談でキャリアプランを聞き、次の就業を一緒に考える
  • 定期面談でほかの派遣社員のモデルケースを紹介する
  • 派遣先に派遣社員の活躍をヒアリングし、派遣社員に伝える
  • キャリア形成支援の一環としてスキルアップ支援を行なう


定期的にストレスチェックを行なう

派遣社員に定期的なストレスチェックを行なって悩みや不安を引き出し、退職の意向が固まる前にストレスを解消しましょう。ストレスチェックの方法は、自社の組織状況や、派遣社員の適性に合った形式で行ないます。
 
たとえば、直接面談でストレスチェックするケースもあれば、オンラインフォームでのアンケート調査を活用したほうがよい場合もあるでしょう。また、セルフチェックツールを導入する手もあります。
 
ストレスチェックの頻度は、「毎月・3ヶ月に1回・半年に1回」など、ほかのコミュニケーション機会との兼ね合いで決定するとよいでしょう。
 
また、ストレスチェックを行なうときは、心理的・身体的ストレスをどちらもヒアリングすることが重要です。たとえば「疲労感がある」という回答があった場合は、派遣社員の気持ちに寄り添いながら、疲労感の原因や背景を詳しく聞き出しましょう。


報酬を上げる

退職理由のギャップポイント第3位には「時給・給与」が挙げられています。エン派遣ユーザーへの調査によると、派遣という働き方を選ぶ理由の「男性 第3位・女性 第2位」に「高時給で働くため」が上がるほど、報酬は重要な要素です。
 
そのため、「繁忙期や閑散期で勤務時間の変動があり、収入が安定しない」「求人に1100円~1600円とあったのに、2年以上働いても時給が上がらない」といった収入面での悩みは、退職理由に直結しやすくなります。
 
派遣会社から派遣先に掛け合い、「一定収入を得られるようにできないか?」「報酬を上げられないか?」を一緒に検討しましょう。


福利厚生を充実させる

収入面だけでなく、福利厚生を充実させることも、派遣社員の退職を防止する対策として有効です。エン派遣ユーザーへのアンケート調査によると、使ってよかった福利厚生サービスは「社会保険」「年末調整」「健康診断」が圧倒的な人気でした。
 
このほか回答の上位には、「就業証明など各種証明書の発行」「eラーニング」「スポーツクラブの利用割引」「誕生日祝い」といった福利厚生サービスが上がっていました。自社にないサービスがあれば、取り入れてみるとよいでしょう。
 
また、福利厚生を充実させるというのは、内容の話だけではありません。派遣社員にアンケートを行なって福利厚生の満足度を確認したり、ニュースレターや専用サイトで広報したりと、利用を促進することも対策のひとつです。


業務の範囲と量を検討する

「仕事の内容」や「仕事の量」は、派遣社員の退職理由につながりやすいものです。本人の希望や適性に合わせて、任せる仕事の範囲と量、難易度を検討しましょう。
 
たとえば、「さまざまな業務を少しずつ経験していきたい」と意欲的な派遣社員がいる場合。派遣先に交渉し、「徐々に難易度の高い作業を任せる」「徐々に仕事の量を増やす」など、任せるスピードに配慮しながら、業務範囲や量を調整してもらうとよいでしょう。
 
派遣社員のタイプに合わせて、業務範囲・量・難易度(責任の度合い)などを調整し、満足して働ける環境を整えられれば、退職を防止できる可能性が高くなります。


指揮命令系統を決める

  • 手が空いても誰に指示を仰げばよいかわからず、取り組むべき業務のない時間が多い
  • 多くの人から業務を頼まれ、対応フローや優先順位がわからず困惑する

こうした状況はストレスとなるため、退職の原因につながります。派遣社員が戸惑う状況を防ぐため、派遣先に掛け合って指揮命令系統を決めましょう。

▼派遣社員に対する指揮命令系統の例

  • 派遣社員への依頼は、管理者の○○さんに集約する
  • 派遣社員への声掛けは、年齢の近い○○さんが行なう
  • 派遣社員がわからないことや困ったことは、ベテラン社員の○○さんに聞いてもらう


このように指揮命令系統を明確に定めることで、派遣社員が働きやすい環境を整えられます。


マニュアルを用意する

派遣社員は「即戦力」として期待される側面もありますが、「新しい派遣先のルールや習慣がわからない」と不安に感じていることも少なくありません。そこで不安を解消するため、派遣先に掛け合い、可能であればマニュアルを用意してもらうとよいでしょう。
 
たとえば、派遣先に仕事内容の詳細なヒアリングを実施し、「業務フローや手順」「チェックリスト」「気を付けるポイント」などがわかるマニュアルを作成するのが効果的です。
 
なお、派遣先にすでにマニュアルが用意されている場合は、そのなかで派遣社員に関わる部分を本人に渡してもらう方法もあります。派遣社員はマニュアルがあれば、都度見返しながら業務を進められるため、同じことを質問・相談するストレスから解放され、退職防止につながります。


有給休暇を取りやすくする

退職の原因となるギャップポイントには「休日・休暇」も挙がっていました。派遣社員はシフト制で働いていることも多いため、シフト提出の際などに「有給休暇を申請しやすいか」も退職防止のポイントになります。
 
そこで派遣社員に対して、メールや面談などで有休取得を促進するのがおすすめです。システムでの申請を可能にし、有休を取りやすくするのも良い手でしょう。
 
また、派遣先に交渉し、有給取得しやすい雰囲気を職場でつくってもらうことも大切です。たとえば、派遣先の管理者や社員が有休を取り、「○○さんも有休を取りたかったら取ってね」と声掛けしてもらうことで、派遣社員が安心して有休申請できるようになります。


残業時間を少なくする

派遣社員が希望する以上の残業が発生し、負担となっている場合には、派遣先への交渉が必要です。残業がかさむ原因はさまざまなので、派遣社員と派遣先それぞれにヒアリングを行ない、現状を把握したうえで交渉しましょう。
 
たとえば残業がかさむ原因には、以下のようなものが考えられます。

  • 派遣先の管理者や周囲の社員が帰らないため帰りづらい
  • 定時前に新たな業務を依頼され、対応しなければ退勤できない
  • スキルレベルやキャパシティ以上に仕事を依頼され、業務が終わらない

 
どのような原因で残業がかさんでいるのか、ヒアリングによって追究し、派遣先に掛け合って業務量などの調整を図りましょう。残業時間の削減も、派遣社員の退職防止につながります。


派遣募集にお悩みなら「エン派遣」の利用がおすすめ

派遣社員の退職を防ぐ20の対策を紹介しました。派遣社員の定着にお悩みの場合は、本記事で紹介した対策をぜひお試しください。すべて実践することはできなくとも、行なえることから順に改善していけば、派遣社員の定着率アップにつながるでしょう。


また、派遣社員の募集にお悩みの方は、ぜひ「エン派遣」にご相談ください。エン派遣は、派遣社員の採用に特化した求人サイトです。
 
エン派遣には「派遣求職者の利用率がNo.1」()という他にない強みがあります。現在、派遣のお仕事情報サイトは無数に存在しますが、なかでも1番利用されているのがエン派遣なのです。
 
エン・ジャパンが行なったアンケート調査によると、主要な派遣サイトを利用している求職者のうち、約83%がエン派遣を利用しているとわかっています。つまりエン派遣を利用すれば、派遣社員として働くことを希望する求職者の大半に求人をアピールできるのです。
 
エン派遣は、派遣専門の求人サイトとして20年以上の実績があるからこそ、派遣会社からも派遣求職者からも広く認知され、数多くの就業をご支援してきました。
 
歴史があるということは、それだけ募集成功させてきた実績も豊富です。派遣社員の募集を行なう際は、ぜひエン派遣へお気軽にご相談ください。





 ボタン_エン派遣に採用の相談をしてみる




▼エン派遣の料金表・特徴をまとめたパンフレットは以下からダウンロードいただけます。 

★エン派遣料金表・パンフレットのバナー(白)



エン派遣のサービスの詳細はこちらで解説しています。ぜひご一読ください。


▼エン派遣の企業様向けページ

  【公式】派遣スタッフの募集なら「エン派遣」 派遣スタッフの採用でお困りではないですか? 「エン派遣」は雇用形態「派遣」でお仕事を探している求職者向けの、求人情報ポータルサイトです。 プランは無く、求職者の希望条件に対する「マッチ度」による表示ロジックを採用。 投下費用に関わらずに表示できるため、どのお仕事情報でも平等に露出量を担保できます。 エン派遣-派遣会社様向けサイト


エン派遣は派遣求職者の利用率No.1:いずれかの派遣情報サイトを1年以内に利用した方(20~40代男女)を対象に2023年に行なったアンケート調査より(当社調べ)。

お問合せはこちら

お電話でのお問い合わせはこちら(受付時間:平日 09:00~18:00)

 

 

 

★エン派遣料金表・パンフレットのバナー(白)

人気記事ランキング